経済ど素人の占い師があえて書いてみる
私は「経済」という科目をほぼ勉強していない。授業はあったが内容を聞いていた記憶がない。ゆえに自分でもあまりよくわかって書いてない。分かっている人が読めば無知すぎてあきれ返るかもしれない。だが恥を覚悟であえて書いてみる。「何故ひとつしかないのか?」
現代は、いわゆる抽象的な「富・豊かさ・価値」と言うものを「金銭(貨幣)」に一元化している。「金銭(貨幣)」というたった一つの方法を使わない限り、豊かでいられない。そのため、世界規模で自給自足能力(食べる力) のある農村部や遊牧民が何故か貧しくなってしまい、やむ終えず農業をやめ農地を手放したり遊牧業をやめ家畜を手放したり。そして貧しい出稼ぎ人になったり、中国の場合だと例え農業を続けていたとしても安く買い叩かれるために大量生産のプレッシャーから思い余って大量の農薬を使い、農薬汚染作物を作ってしまう。汚染された野菜などの作物は各地に出回る・・・ (それを材料にした汚染食品も出回る)。
金銭一元化のために畑や家畜はあれど子供達が学校へ行くお金さえ困る一家が世界に沢山。チベットではそういう理由もあって無料で教育を受けられるインドの亡命政府目指して子供達が危険な山越えをする。
昔は不便でも学校が無くても伝統的な自給自足で幸せ(価値)を感じられていた。それもある種の「豊かさ」なのだろう(皆がそんな生き方をすべきと言う意味ではない)。
けれど近代化と一元化の波はその生き方を放っておいてはくれない。波が来ればあの豊かさは貧しさに代わる。
富や豊かさの方法が一元化されてしまったために、価値観や目的意識も一元化につい引っ張られ、「お金至上主義」になって健康や生きる幸せまで犠牲にしてしまうことも。確かにその方が人々を支配し動かしやすい。一元化ゆえの(物理的・精神的)貧しさが、犯罪や戦争の引き金になることも。一元化されたシステムは、そのたった一つを押さえれば有利になれるが、自分もそのたった一つに依存し縛られ、たった一つを取られて転落する危険と背中合わせ。タロットなら「塔」。
それは、体で言うなら動脈(栄養や酸素など、体にとっての抽象的な富を行き渡らせるツール)をたった一つの太い大きい血管に一本化させてしまっている状態に近いかも。もしも体が数々の細い血管を失い、大きい動脈一本になってしまったら、手足の指や耳や目鼻、口などの末端部分は夏でもひどく冷たくなっていて、満足に動かすことが出来なくなるだろう。動脈周辺との格差は大きくなる。
しかも(脳・心臓などを除き)栄養確保のために一番動かす必要のある場所(一番血液の流れが重要な場所)で最も欠乏状態がひどくなる。酸素も栄養も行き渡らない。 それは、手足や口や目鼻を用いて食べ物を探し、時に料理し、摂取する力が弱くなることにつながる。 すると全身が弱る。
それは生命の危機。そうならないために、体は色んな細かい血管を網の目のように張り巡らせている。無数の血管が存在してるので体(無数の細胞)にとって富を得る方法が無数にある。 だからちょっとした出血なら弱らずに済む。逆に、一本化された血管しかなかったら、ちょっと血管が傷ついただけで命取りだ。
この先、「富・豊かさ・価値」をたった一つのツール・方法に依存し、縛られず、もっと自由自在にツールと方法を増やし適宜使いこなせる日は来るだろうか? 農民や遊牧民が金銭はなくても別の方法、別のツールで豊かさや富を確保することが出来る日は来るだろうか(そういう日が来た場合、素晴らしい作品を作る芸術家が貧乏することも減る?) 金銭至上主義に憑かれて(追い詰められて)道を踏み外す人は減るだろうか?
・・・そんな日が来た場合、株式とか証券とか国債ってどうなるんだろう?
「昔々 まだ豊かに暮らす方法が一つしかないと思われていた頃のお話・・・」
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